Twitterで料理にクックドゥを使ってほしくない系の議論が白熱していたようです。
ネットって極端な意見がデデーンと幅をきかせるから吃驚しますね。
もう、ここのクックドゥ使うな派の意見を読んでいたら怖いです。
確かに自分で味付けする自信が無くて、それで割高なクックドゥ系を使う事はありますが、それを向上心の無さと責められるのは本気で怖いですね……。
そもそも、クックドゥを使う理由って、やたらめったら料理がめんどくさいからだと思うんですよね。あれしろこれしろ、調味料はこれこれ混ぜろ……ちょっと手の込んだ料理のレシピを見ると目が回ります。
そんなわけで、料理初心者でも、別にクックドゥ使わなくても作れるじゃん(ふふん)ってなれるような、簡単レシピ本を紹介したいと思います。
料理初心者にとっていいレシピ本とは
レシピ本の選定って凄く難しいですよね。手順が多かったり面倒だったり、合わせる調味料が膨大なレシピ本は、作らなくなるのが目に見えているので、最初から買わないことも多いです。「初心者でも簡単!」なんて書いてあると飛びついたもんですが、そこに書いてあるものすら玄人向けに見えて、簡単じゃない……と膝をついたのも数知れず。
料理が苦手っていうひとは、肉巻きは手が込みすぎて作れないし、だし汁の文字を見るとうげっとなるし、材料が多いだけで途方に暮れます。これを訴えると、そんなの簡単じゃんって、料理上手な人からは言われるんですが。
ちなみに、わたしが初めて豆腐とわかめの味噌汁を作ったとき、1時間かかりました。時間かけた割に、あんまりおいしくなかった……。
何度味見しても味噌汁の味にならなかったのですが、原因は「だし入り味噌」を使うから、だしはいらないだろうと、味噌だけで味噌汁を作ったからです。笑い話ではありますが、料理ができないとはこういう事です。知識量が圧倒的に足りない。
ただ、知識が足りないからといって、料理知識がずらずら書いてあるレシピ本なんて読んでいられませんし、細かくやり方が書いてあっても、一体何をどうやっているのかが、一目で分からないレシピ本は実用性に欠けます。
料理初心者にとっていいレシピ本とは、簡単な記述で、合わせる調味料も少なめで、作業工程が分かりやすいもの、です。
料理初心者のためのおすすめレシピ2選!
それでは、わたしのおすすめレシピを紹介します。
- オレンジページ The 基本200
もうこれは本当におすすめします。記述は簡単だし、作業工程ひとつひとつに写真がついていて、え、ちょ、それ何やってるの?って所もありません。
メニューは、からあげしょうが焼きな和風からハンバーグやシチューの洋風、麻婆豆腐に回鍋肉な中華まで、ありとあらゆる基本が網羅されています。おにぎりや野菜炒めなんて、レシピが存在したの!?と驚くような基礎の基礎の料理レシピも載っていて使いやすいです。
調味料も和風調味料が中心で、複雑なものは無く、豆板醤などの中華系がそろえるの面倒かなってぐらいですが、中華系なんて気が向いた時に揃えたらいいので全く問題ないです。
何よりもこのレシピは、どのメニューを作ってもおいしいです。関西風が好きなわたしは、クックパッドの味付けや他のレシピ本だと、味が濃いなと思うことがあるんですが、このレシピはそのまま作っても濃すぎず、適度な味付けだと思います。
そのまま作ってもおいしい、というのは大切なポイントで、そのまま作ったのに味が濃すぎてつらい……なんて経験のある料理初心者さんにも優しい。
ワンポイントの説明は、ちょっとした料理豆知識にもなっているので、作っていく内に料理知識が増えます。これ一冊で大抵の料理は作れてしまうので、この本だけ持っていてもいいぐらい。本当におすすめできるレシピ本です。
- てんきち母ちゃん家のふつうの日の絶品ごはん
わたしが、一番最初に買ったレシピ本です。もうとにかく簡単に書いてあるもの!と、書店を探し回って見つけました。どこを見ても応用レシピしかなく、基本の料理はレシピが難しくて作れない……となっていた中、とても簡単で、多くても3工程ぐらいで作れるこのレシピ本は、とても重宝しました。
このレシピは、普段は面倒くさい基本の料理も、とても簡単に作れます。シチューは、ホワイトソースがないと作れないと思い込んでいましたが、このレシピは、ホワイトソースを作りません。こ、こんな作り方があったのか……!と料理の可能性に目うろこします。最終的においしければ、手順なんて何でもいいと思わせてくれるのは心強いです。
料理の基礎としては、オレンジページのThe基本200をおすすめするのですが、本気で料理が苦手で、苦手意識がこびりついている初心者の人には、こっちをおすすめします。このレシピでは普通にめんつゆやコンソメ、ウスターソースといった、味が調整された調味料も出てくるので、ややこしい調味料の合わせで挫折していた人も、手軽に作る事ができます。
メニューは、しょうが焼きやハンバーグといった本当に基本的なものもありますが、ラタトゥイユなんておしゃれなものもあります。手軽で、おしゃれなものが作れておいしいので、見かけたら手に入れて欲しい一品です。
2も出ているようですが、レビューを見る限り、こちらの方が基本の料理っていう感じですね。あと、ちょっと味が濃いめですので、レシピによっては砂糖や醤油の量を調節した方が良いかもしれません。
料理は色んな作り方があると思わせてくれますし、こんなに簡単なら作ってみたいと思わせてくれるレシピ本です。中古本しか無いようですが、料理自体に苦手意識のある人はぜひ。
あとがき
二冊しかおすすめできなかったのですが、基本的な料理が作れるようになったら、後はウェブでクックパッドを参照したりして作れるレシピを増やしていけばいいです。
食品系メーカーでもレシピを出しているので、そちらを参考にするのもいいですね。おすすめは味の素。薄味で上品な味付けなので、京風が好きなひとはいいんじゃないかなと。特に、ほんだしを使うレシピは参考になります。ほんだしを使わないやいって人は、そこ普通のだし汁にすればいいですしね。
あと気になっているのはKIRIN。ここのおつまみレシピは写真見るだけでおいしそう……(*´∀`*) まだ作った事はないので、作ったら感想をお伝えしますね。